ユカリの雑記帳

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呪術廻戦30話、パン屋の定員さんもななみんも救われてよかった…(週刊少年ジャンプ感想/2018年45号)

呪術廻戦

 

な、ななみんが生きてる……だと……!?

 

両面宿儺がまさかここまで強いとは。いやまあ設定的にここまで強いのは納得なんだけど、最近あんまり「格」というものが感じられなかったかなあ。

 

思うに、「今の宿儺より強い」と言われてた火山の人が五条さんに「大丈夫。君、弱いし」と言われたことが大きかったんだろうなあ。五条さんが強すぎた。

 

そのせいで、「今の宿儺」にあんまり格を感じられずにいたんだよねー。

 

だが、それを真人をかませにすることで解決してくるとは。呪力量は(本来に比べれば)少なくても培った技術は高いということか。

 

無為天変を拒絶し、繋がれた魂から攻撃を仕掛ける(多分)とか本当に呪いの王に相応しい芸当。真人みたいな、直接の火力ではなく搦手を用いるタイプには今の宿儺でも無双できる感じになるのだろうか。ここらへん相性がある程度重要な呪術廻戦らしい。

 

まあ真人の敗因は領域展開を会得した事でハイになってしまって天敵の存在を意識から外してしまったことか? 

 

或いは領域展開に対する知識不足で、外部からの侵入の可能性が高いことを見逃していたことだろうか。

 

どちらにせよ、それがまさかここまで致命的になるとは思ってなかったよ。真人の領域に対処できるのは五条さんくらいだと思ってたよ……。

 

そういえば領域の侵入に関しては、帳も外からは入れて内からは出れないし、そこも伏線だったのかもなあ。

 

 

あと、やっぱり今週の呪術廻戦はななみんの「悔いはない」が良かった。

 

呪術師に悔いのない死など無いと言われる世界観で、悔いなく死を覚悟したななみんは、なんというかこの腐った世界の1つの希望だったのかなと思った。

 

芥見先生が今まで描いてきた呪術廻戦の世界はとにかく呪われてて、善人でも子供でもキャラクターとして描かれた人でも平然と死んでいく世界だった。

 

そして、そんな世界にどう折り合いを付けていくかで、キャラクターたちが悩み続けていた。

 

正直、ななみんは死ぬと思ってたし、蝿頭が付いてるパン屋さんも死ぬもんだと思ってた。そう思わせるくらい、「呪われた世界」というものを芥見先生は描いてきた。

 

でもそんな中で、理想と現実の落差で一度逃げ出したななみんが、人のために動いてその人に感謝され、そこで“生き甲斐”という力をもらうという状況になったのはすごい。

 

彼が呪いと正反対のプロセスを経て、最終的に「悔いはない」と言って死ねる日々を過ごしたことは、本当にこの世界における救いだと思う。

 

世界には負の感情が多くてどうしようもないけれど、その中でも正の感情を紡ぎ人を幸せにする人々がいるのだと示されたことが、あまりに美しくて良かった。この世界にも善人が幸せになる世界はあったんだな……。良かった、少し救われた。

 

 

あ、あとどうでもいいことなんですけど、ななみん前に「お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の組み合わせが人を大人にするのです」とか言ってたけど、本当にカスクート好きだったんだな……。本当に良いキャラだ。

 

ななみん死ななくてよかった……。