ユカリの雑記帳

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ぼくたちは勉強ができない111話、真冬先生がお母様のセリフを覚えていたのがただただ感慨深い(週刊少年ジャンプ感想/2019年25号)

  • ぼくたちは勉強ができない

 

今週は真冬先生回。今回出てきた不動産会社名が「矢羽井不動産」でしたが、本当にヤバイところでしたね。いやまあこのネーミングセンスも十分ヤバいんですが、まさかぼく勉世界でオカルトを目にすることになるとは思いませんでしたよ……。

 

先週の予告には「桐須先生の新居探しに成幸も同行するが……」と書かれていて、「いつの間に二人は新婚になったんだ?」とか思ったもんですが、いざ新居探しが始まるとやはりラブラブしていて本当に新婚って感じでしたね。

 

今回はやっぱり、年上な真冬先生ならではの良さがすごく詰まっていたと思います。他のヒロインズでは出せない空気感が真冬先生にはあるんですよね。

 

部屋の内検を淡々としながら、そのコツについて成幸君に語るシーンなんかはやっぱり真冬先生じゃなきゃできないでしょう。「なんだかんだで年上として張り切ってるんだろうな」と思うと大変ほほえましいです。この、一見淡々なやり取りに見えてよくよく考えると普通にイチャイチャしてる、という流れは好きです。

 

そして幽霊におびえる成幸君とそれに全く気が付かない真冬先生のコントもとても面白い。真冬先生、あんな状況で平然としていられるのは流石ですね。心霊現象にまったく動じてないのに成幸くんに抱き着かれたら動転するのも含めてとても良かったです。

 

 

そのうえで、やはり今週一番ツボだったシーンは幽霊にビビった成幸君が真冬先生に抱き着くシーンですね。

 

それまで淡々としていた真冬先生が真っ赤になりながら慌てふためくシーンもさることながら、そのあとの「駄目! お母さんの言葉を忘れたの!? 最低限! ちゃんと卒…ッ」というセリフが大変良い

 

こんな風に、迫られたと勘違いして慌てるのは真冬先生の伝統芸ですが、あのセリフにはグッときます。

 

確かにお母様は106話で「そういうのはせめて!! せめてしっかり卒業してからに…」と言ってます。言ってはいるんですが、このシーンはあまりにドタバタしてて「よっぽど意識していないとこの言葉は記憶に残らない」はずなんですよね。

 

お母様のセリフがいつ出たかというと、真冬先生が家庭訪問をしている時、さらに言うなら成幸くんが「教育大学に行きたい」ということを親に告白するシーンにおいてです。普通なら成幸君の告白に意識が引っ張られて忘れます。ついでに言うならば、その後も「お父様の遺産があった」「唐突にほかのヒロインズが現れた」と怒涛の展開があったわけです。これらを踏まえても「よほど意識しなければ記憶に残らない」と言ってもいいでしょう。

 

しかし真冬先生はそんなお母様のセリフをしっかり覚えていた、ということがあのセリフからわかります。そのうえで、さらに突っ込むなら、真冬先生にとって成幸君を拒む理由はもう「卒業していないこと」しかない訳です。真冬先生の中で成幸君の存在が大きくなりすぎているということがよくわかります。

 

本当に感慨深い。最初のころは「10年早い」とか言っていた真冬先生が今は「(気持ち的には今でも大丈夫なんだけど、教師と生徒だから)数か月早い」と無意識に考えてしまうまで来たわけですよ。

 

そのうえで、お風呂に入りながら成幸君と入ることを妄想している真冬先生。今は「教師と生徒である」ということで自分の気持ちにブレーキをかけていますが、成幸君が卒業した後ならばもう自分の気持ちに向き合うしかなくなることでしょう。そうなったときに真冬先生がどういう形で自分の気持ちと折り合いをつけるのか、それが今から楽しみです。

 

そもそも真冬先生は「恋愛みたいな普通のこと」を捨ててスケートをしてきた人間なわけですから、こう「気持ちは認めたけどどうしたらいいかわからない」みたいな展開になるのも魅力的ですね。